スズキの醤油煮 / Steamed Seabass in Soy Sauce / ปลากะพงนึ่งซีอิ๊ว
スズキの醤油煮(英: Steamed Seabass in Soy Sauce、泰: ปลากะพงนึ่งซีอิ๊ว)は、スズキ類(タイではバラマンディなどを含む「プラー・カポン」として扱われることが多い)を蒸し、醤油を基調とした調味液で仕上げる魚料理であり、中国語圏の清蒸魚に通じる蒸し魚の調理法を背景として、タイの中華系料理およびシーフードレストランで広く提供される。タイ王国バンコクのサヴォイ(Savoey)ターミナル21でも提供されている。
- 味評価
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濃厚でコッテリしてるようでアッサリ飲める醤油ベースの甘いタレ。生姜がいいアクセント。ほろほろっと柔らかい味は淡白だけどもコッテリ醤油タレでご飯とビールが進む。ウロコが少し残ってるのと小骨が多いのがネック。器の下で火が付いているので、しばらく熱々なのがグレイトォ。
- 価格
- 580 バーツ
- 食事日
- 2026/01/01
- 食べ歩きの記録
- 海外では地元客が多い店はハズレにくい。
だが、この店は日本人ばかりだった…
期待せずに頼んだスズキの醤油煮が、まさかの大当たり。口の中でホロホロ崩れる白身。アッサリなのにコク深い醤油ダレ。このタレだけでビールいける!
日本人が多い店もハズレにくい説浮上。
グルメAIによる解説
概要
スズキの醤油煮(英: Steamed Seabass in Soy Sauce、泰: ปลากะพงนึ่งซีอิ๊ว)は、白身魚(主にスズキ類、タイではバラマンディ等を含む「プラー・カポン」と総称されることが多い)を蒸し、醤油を基調とした調味液で仕上げる魚料理である。中国語圏の「清蒸魚」や「豉油(醤油)風味の蒸し魚」に通じる調理思想を背景に、タイの中華系料理(いわゆるタイ・チャイニーズ)やシーフードレストランで広く提供される。
本記事では、タイ王国バンコクの「サヴォイ(Savoey) ターミナル21」で提供された同料理(写真の実食)を、料理としての一般的特徴と併せて記述する。
名称と位置づけ
タイ語の名称「ปลากะพงนึ่งซีอิ๊ว」は、一般に「プラー(ปลา=魚)」「カポン(กะพง=スズキ類)」「ヌン(นึ่ง=蒸す)」「シーイウ(ซีอิ๊ว=醤油)」の要素から成り、直訳的には「スズキの醤油蒸し」を意味する。英語メニューでは steamed を用いる一方、日本語では「醤油煮」と案内される場合もあるが、実態としては蒸し上げた魚に、醤油ベースの熱いタレ(煮汁状)を合わせる形式が多く、提供時に汁気を伴うため「煮」に近い印象を与えることがある。
東アジアおよび東南アジアの魚料理では、揚げる・焼く以外に「蒸し」を中心に据え、素材の身質を保ちながら香味野菜と調味液で風味を付ける技法が発達している。本料理もその系譜に位置づけられ、白身魚の淡白さを生姜・葱類・醤油の旨味で補う構成を取る。
主要材料
代表的な材料は、魚(スズキ類)、生姜、ねぎ(青ねぎ等)、醤油を核とし、店や地域により砂糖、胡椒、酒(料理酒)、胡麻油、出汁(または蒸し汁)などが組み合わされる。タイのシーフード店では、魚を丸ごと一尾で扱い、加熱後に香味野菜を上に盛って提供することが多い。
| 要素 | 一般的な役割 |
|---|---|
| 白身魚(スズキ類) | 蒸しにより身割れを保ちつつ、淡白で繊細な甘みと食感を表現する。 |
| 醤油(ซีอิ๊ว) | 塩味・旨味の基礎。甘味を伴う配合では照りとコクを付与する。 |
| 生姜 | 魚の香りを整え、清涼感と輪郭を与える。 |
| ねぎ・香味野菜 | 蒸気と熱いタレで香りを立て、食味の単調さを避ける。 |
調理法と提供形態
基本工程は、魚を下処理し、香味野菜とともに蒸す(または蒸しに近い加熱を行う)点にある。蒸し上がった魚に対して、醤油を基調にしたタレを合わせるが、これは調理中に同時に入れる場合と、仕上げとして加熱したタレをかける場合がある。いずれも、過加熱による身の硬化を避けつつ、熱い液体で香りを立たせることが目的となる。
写真の提供例では、魚の形状に沿う金属製の専用皿が用いられ、皿の下に熱源(保温用の火)が置かれている。これは料理を供食中も温かい状態で保つための装置で、卓上での温度低下を抑え、タレの香りや旨味の立ち上がりを維持する効果がある。
蒸し魚は骨が残りやすい料理でもある。丸ごと提供では小骨を含む部位が混在し、また鱗の処理は店の流儀や個体差で仕上がりが左右されるため、食べる際は身をほぐしながら骨を避ける食べ方が推奨される。
味付けの特徴
醤油を中心としたタレは、塩味と旨味を核に、甘味や香味油で厚みを付ける設計が多い。蒸し調理の白身魚は味の主張が穏やかなため、タレの方向性が料理全体の印象を決定しやすい。生姜の辛味成分と香気は、魚料理でしばしば問題となる生臭さを抑え、食後感を軽くする役割も担う。
また、タレが十分に熱い状態で供されると、ねぎや生姜の揮発性香気が立ち、白身の甘みと醤油のコクが一体化しやすい。こうした性質から、米飯などの主食と合わせる食べ方が一般に親和性が高い。
タイにおける背景(中華系海鮮料理との関係)
バンコクを含むタイ都市部では、華人社会の食文化が長期にわたり外食・海鮮料理の基層を形作ってきた。蒸し魚に醤油を合わせる料理は、中国語圏で広く見られる「蒸魚+醤油だれ」という型と整合し、タイのシーフードレストランでも定番的な位置を占める。タイ語表記では「ซีอิ๊ว(醤油)」が用いられ、店によっては淡口・濃口に相当する醤油の使い分けや、甘味の付与などで味が調整される。
そのため本料理は、単に「タイ料理」として一括されるよりも、タイに根付いた中華系海鮮料理の一類型として理解する方が実態に近い場合がある。
衛生・栄養上の一般的論点
蒸し魚は揚げ物に比べて一般に油脂の使用量が抑えられやすい一方、味付けは醤油ベースとなるため塩分は高くなり得る。加えて、卓上で保温しながら提供される形式では、熱い汁が長時間維持されるため、取り分け時の火傷に注意が必要である。
提供店情報
- 提供場所:タイ王国(th) バンコク サヴォイ ターミナル21
- 料理名表記:スズキの醤油煮 / Steamed Seabass in Soy Sauce / ปลากะพงนึ่งซีอิ๊ว
類似料理・関連項目
- 蒸し魚(清蒸魚)— 素材を蒸して香味と調味液で整える魚料理の総称的概念。
- バラマンディ(Asian seabass)— 東南アジアで流通する代表的なスズキ類の一つ(店では「プラー・カポン」として扱われることがある)。
- タイのシーフード料理 — 酸味・辛味・香草に加え、中華系の蒸す・炒める技法が共存する。