カオニャオ・マムアン
カオニャオ・マムアン(タイ語:ข้าวเหนียวมะม่วง、英語:Mango Sticky Rice)は、タイ料理を代表する伝統的なデザートである。もち米をココナッツミルクで炊き上げ、熟したマンゴーと共に盛り付けて供されるのが特徴で、特に暑季やマンゴーの収穫期に人々に親しまれている。その甘みともちもちとした食感、ココナッツの風味が調和したこの料理はタイ全土に広がるほか、近年では観光客にも広く知られる存在となっている。本記事では、バンコクのレストラン「バーン パッタイ(บ้านผัดไทย)」で供される、エメラルドグリーンのカオニャオ・マムアンについても取り上げる。
- 味評価
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- 価格
- 220 バーツ
- 食事日
- 2024/05/04
- 食べ歩きの記録
- 可愛い名前のスイーツ、カオニャオ・マムアン。
エメラルドグリーンのモチ米は上質かつ優しい甘さでタイに来て良かったと思える美味しさ。マンゴーも超ジューシーでタイ最高!もっと甘い幸せを欲張りたくてココナッツミルクをドバッ!激甘で後悔。
教訓、幸せな時ほどブレーキ確認を。
グルメAIによる解説
概要
カオニャオ・マムアン(タイ語: ข้าวเหนียวมะม่วง、英語: Mango Sticky Rice)は、タイを代表する伝統的なデザートであり、特に暑季やマンゴーの旬を迎える時期に多く食される。もち米(カオニャオ)をココナッツミルクで風味付けし、完熟したマンゴーと共に提供されるのが特徴である。本記事では、バンコク市の人気レストラン「バーン パッタイ(บ้านผัดไทย)」で提供されているエメラルドグリーンの変わり種カオニャオ・マムアンについても触れる。
歴史と文化的背景
タイの伝統菓子の中でもカオニャオ・マムアンは、比較的新しい部類に属する。20世紀になりカオニャオ(もち米)の品種改良やココナッツの流通の発展と共に、家庭やストリートフードの屋台で発展したとされる。タイ王国のみならず、ラオス、カンボジア、マレーシア、ベトナムなど東南アジア諸国にもバリエーションが存在するが、国際的な知名度はタイ版が圧倒的に高い。
仏教の祭事や新年(ソンクラン)、季節の収穫祭などで供されることもある他、現地では外国人観光客向けにも必ず紹介される名物である。
調理法と主な構成要素
主材料と製法
主な材料 | 特徴・用途 |
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もち米(カオニャオ) | 蒸してココナッツミルクで和え、一般的に白色だが、着色料や自然素材で色付けされることもある |
マンゴー(マムアン) | 完熟した香り高い黄色の品種。旬は3月~5月 |
ココナッツミルク | もち米や仕上げ用に甘味を加えて配合 |
砂糖、塩 | 風味豊かでコクが出る |
緑豆やパンダンリーフ | 彩りや食感のアクセントとして用いられることが多い |
バンコクの「バーン パッタイ」では、エメラルドグリーン色のもち米が用いられている。これはパンダンリーフ(バイトゥーイ、タイ語: ใบเตย)などの自然色素で着色されることが多い。もち米は一晩水に浸し、蒸し上げた後に濃厚なココナッツクリームを沁み込ませ、仕上げに砂糖と塩で味を調える。仕上げのクリームは別添えで好みの量をかけて調節できる。マンゴーはスライスして添えられ、しゃきっとした食感と芳醇な甘みが特徴。
バリエーションと地域性
タイ国内でも各地で味や彩り、トッピングに違いがみられる。もち米は白だけでなく、パンダンリーフ以外にも青花(アンチャン)、黒米などで色付けされる場合もある。また、上にカリカリに炒った緑豆、ゴマ、ピーナッツがふりかけられることも多い。南部では特にココナッツの果肉片を混ぜ込む独自のスタイルも存在する。
栄養と現代における位置付け
このデザートは主に炭水化物(もち米)、ビタミンCやA(マンゴー)、脂質と微量ミネラル(ココナッツミルク)から構成される。タイの伝統菓子の中では「贅沢な部類」に入り、祝い事やレストランのデザートとして広く提供され続けている。また、健康志向の高まりと共に、砂糖やココナッツの使用量を控えたレシピや、ベジタリアン、ビーガン仕様の現代的な改良もみられる。
現地レストランでの体験:バーン パッタイ
バンコクを代表するレストラン「バーン パッタイ(บ้านผัดไทย)」は、伝統的かつ革新的なタイ料理の提供で知られており、カオニャオ・マムアンも人気デザートのひとつとなっている。自然の色味や、細部にまでこだわった盛り付けが特徴で、地元民と観光客双方に愛されている。