エリンギ/杏鮑菇(White King Oyster Mushroom)
エリンギ(杏鮑菇、White King Oyster Mushroom)は、ヒラタケ科ヒラタケ属に属する食用キノコの一種で、学名はPleurotus eryngiiである。ヨーロッパ南部から西アジアを原産地とし、現在では日本をはじめとするアジア各国や世界各地で広く栽培・流通している。肉厚で弾力のある食感と、加熱調理によって引き立つ豊かな旨味を持つことから、多様な料理に利用されている。台湾では杏鮑菇と呼ばれ、夜市などの屋台を中心に素揚げなどのスナックとして親しまれている。
- 味評価
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- 価格
- 60 新台湾ドル
- 食事日
- 2024/12/30
- 食べ歩きの記録
- ただキノコを揚げただけなのに、やめられない台湾グルメ発見!外は衣サクッと、中はうま味ギュッと、エリンギがホクホクジューシー!
もし自分の子供がキノコ嫌いだったら、これを食べさせて克服させてあげたいな。我ながら俺はなんて家族想いなんだ。
さてビール片手にパチンコパチンコ
グルメAIによる解説
エリンギ(杏鮑菇、White King Oyster Mushroom)について
エリンギ(学名:Pleurotus eryngii)は、ヨーロッパ南部から西アジア原産の食用キノコであり、日本、中国、台湾などアジア各地で非常に人気が高い。肉厚で弾力のある食感と、調理によって引き立つ強い旨味が特徴で、近年では各国において栽培技術の発達とともに広く流通している。中国語で「杏鮑菇」と呼ばれるこのキノコは、台湾の夜市でも頻繁に見かける人気のスナック食材である。
調理法と台湾夜市での提供
台湾・高雄市の六合観光夜市(Liouhe Tourist Night Market)は、各地の特色あるグルメが集まる名所であり、エリンギの素揚げはこの地域の屋台グルメとして定番である。エリンギは一口大にカットされ、コーンスターチや薄い衣をまとわせて高温でカラリと揚げる。揚げたエリンギは、外側がカリッとした食感に包まれ、内部は水分と旨味がしっかり閉じ込められており、ジューシーさとホクホク感が味わえる。多くの屋台では数種類のシーズニングパウダー—塩、胡椒、梅パウダー、チリパウダー、海苔粉、わさび粉など—を好みに合わせて振りかけて提供される。
国内外におけるエリンギの利用
エリンギは日本や韓国でもよく食卓にのぼるが、台湾の夜市ではより「スナック感覚」で提供される点が特徴的である。台湾では油を活かした調理法が盛んなことと、ビールなどと一緒に気軽に食べられる点もこの食べ物の人気に拍車をかけている。また、エリンギは健康志向の高まりとともに、低カロリー・低脂肪・食物繊維、ビタミンB群やカリウム等の栄養面にも優れ、欧米の健康メディアでも注目を集めている。
栄養学的観点
成分名 | 100gあたりの含有量 |
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エネルギー | 約 24 kcal |
たんぱく質 | 2.8 g |
脂質 | 0.1 g |
炭水化物 | 4.3 g |
食物繊維 | 3.4 g |
カリウム | 340 mg |
ビタミンB1/B2 | 0.13 mg / 0.15 mg |
エリンギは特に食物繊維分が多いため、腸内環境の改善やコレステロール低減効果も期待される。また、植物性由来の旨味成分(グルタミン酸、グアニル酸)が豊富で、肉料理や魚料理とも相性が良い。
豆知識:台湾夜市のキノコスナック文化
台湾夜市では近年、揚げ餃子、魯肉飯、鶏排(フライドチキン)と並び、揚げエリンギを筆頭とする「キノコスナック」が特に若年層の間で人気となっている。近年ではエリンギだけでなく、椎茸、えのき、しめじなど複数種類のキノコミックスを提供する屋台も増加傾向にある。このように台湾夜市の食文化は、伝統的な料理に現代の工夫を取り入れつつ、多様性を増し続けている。