うっかり機内食で出会った期待の新人、彼の名はナシレマッ(nasi lemak)。ココナッツミルクでご飯を炊いてしまうアイデアマン。辛甘と旨味の絶妙バランスのサンバルソースはベテランの年季を隠せない。彼はクアラルンプールではどれほどの実力なのか、現地で実力を試したい。しかし今は帰路。残酷
カレーパフ(Curry Puff)は東南アジアで広く分布するスナック。カレー味ポテトと謎肉がサクサク生地に包まれた主食のようにヘビーなオヤツ。胃へのボディーブローは正にスナック界のメイフェザー。正確な起源は不明というミステリアスな一面も見せる。私はボディーにひと箱(ワンパコ)KOされました。
帰りのクアラルンプール空港で待ち構える四天王「BMSオーガニクス」表向きはフルーツとナッツの独壇場だが主役はチアシードと粘り気あるヨーグルト。まぜまぜしてひとすくい口に入れると健康が脳裏によぎる甘さ、ん?粘りつくだと舌に!?味蕾を甘味攻めするテクい奴とは恐れ入った。
日本人が憧れるジュースNo1といえばココナッツジュース!もはや常識(民明書房刊 アジアの歩き方 より)一口目の異様な味は通過儀礼なのでご心配なく。人を選ぶ面は否めないが慣れてしまえば喉越し爽やかなミネラルとの最高の思い出。カットする様子も迫力で楽しくて2度美味しい!
影は己がつくるシンプルなニラと鶏むねの中華味付け。前向きに言って肉の歯ごたえがタップリ。ビールで流し込むほどの大味。歓楽街「ブキッ・ビンタン」は光と影が同居。意識すると物乞いの姿も。複雑な心境で食を楽しみつつ、ふと、何故か物乞いを陰と思い込んでいる自分に気付く
料理名は言ったもの勝ち説歓楽街「ブキッ・ビンタン」にて美味い店の見分けがつかずようやく中華風の看板に腰を落ち着ける。よくわからず注文したのは、ナシゴレン?いやシーフードチャーハン!味は正にアジアン!しかしナシゴレンと書かれていたらナシゴレンと認識していただろう
マレーシアで最初に飲みたいビールNo1はアンカービール(当社調べ)いかなる料理とも愛し合いゴクゴクと後味スッキリ日本人はもれなく気に入ること間違いなし!しかもスムーステイストらしい。世界に通用するヨーロッパの伝統が注入されたピルスナービール。アロー通りで幸せに酔う夜
空腹だとナンパされやすいマレーシアのKLタワーの展望台、見惚れる景色にハートが満たされる。だが胃袋は。そんな恋人が居ない空虚のような気分、エレベータを降り、手を差し伸べたのは「サンティーノスピザ(Santinos Pizza)」だった。旅先のとろけるワンナイトラブの様な味だった。
ドラクエといえばスライム。じゃあマレーシアといえば?それはミーゴレン!(異論は認める)一言でいうとアジアの焼きそば。クアラルンプール空港で激しい空腹に耐えられず注文。しかし経験上、空港で食べる現地料理は微妙な味の確率が高い。さてパクッ。空腹は最高の調味料だった。