オムク(어묵)は、韓国の魚肉練り製品およびその料理の総称である。主として白身魚のすり身を原料とし、揚げ物、煮物、炒め物など多様な形で食されるが、特に薄くのばした練り製品を串に刺して熱いだしに浸した屋台式の提供形態で広く知られる。日本語ではしばしば「韓国のおでん」と説明されるが、韓国では独自の加工食品および軽食文化として定着している。なかでも釜山はオムクの代表的産地・消費地として著名であり、港湾都市としての水産加工業の発展と結びつきながら、地域を象徴する食品の一つとなっている。
ヘチャン12度もち米生マッコリ(ヘチャンじゅうにどもちごめなまマッコリ、朝: 해창 12도 찹쌀 생막걸리)は、韓国の伝統的な濁酒であるマッコリの一種で、もち米を原料とする生タイプの高濃度酒である。韓国国内では比較的高級志向の伝統酒銘柄として知られる「ヘチャン」ブランドの製品の一つであり、一般的な市販マッコリより高いアルコール度数と、濃厚でなめらかな口当たりを特徴とする。釜山で飲用された例としては、現代韓国におけるマッコリの多様化と、庶民酒の枠を超えたプレミアム伝統酒文化の広がりを示す存在でもある。
cassビール(Cass Beer、韓国語: 카스)は、大韓民国で広く流通するビールブランドの一つであり、韓国の大衆的な外食文化や会食文化を代表する淡色ラガーとして知られる。釜山広域市のチャガルチ市場のような海鮮料理を中心とする飲食空間においてもしばしば見られ、軽快で清涼感のある飲み口によって、多様な料理と併せやすい酒類として親しまれている。
海鮮セット(かいせんセット)は、韓国・釜山広域市のチャガルチ市場で見られる、当日入荷の魚介類を刺身、生食、簡易調理などで盛り合わせて提供する市場料理の一形態である。単一の定型料理名というより、活魚や活貝をその場で選び、近隣の食堂で即座にさばいて食べるという市場消費の実践を含んだ呼称であり、釜山の港湾都市文化、水産物流通、韓国南部の海鮮嗜好を象徴する食事として知られる。今回の構成では、サンナクチ、アワビ、カキ、ホタテ類を中心に、副菜や薬味、韓国ビールが添えられており、鮮度を重視するチャガルチ市場の食文化を端的に示している。
テジクッパ(朝鮮語: 돼지국밥)は、韓国の豚肉料理およびクッパの一種であり、豚骨または豚肉を煮出したスープに豚肉を合わせ、飯を添えるか、あるいは加えて供する料理である。とくに大韓民国南東部の釜山広域市を代表する郷土料理として知られ、慶尚道一帯で広く親しまれている。釜山では庶民的な日常食、酔い覚まし、早朝食として定着しており、卓上のアミエビ塩辛、キムチ、にんにく、青唐辛子などで食べ手が味を整える形式にも特徴がある。釜山のSongjeong 3(sam)dae Gukbap(송정3대국밥)は、そのような地域的食文化を体験できる店舗の一つである。
タイティー(Thai tea)またはチャーイェン(ชาเย็น)は、タイで広く飲まれている、濃く抽出した紅茶に砂糖と乳製品を加え、氷を入れて提供されることの多い甘味の強い紅茶系飲料である。鮮やかな橙色の外観と、強い甘味、紅茶の渋味、乳のコクを特徴とし、屋台からカフェ、フードコートまで幅広い場所で提供される。筆者はタイ・バンコクのスワンナプーム国際空港にて本飲料を飲用した。
シーフードフライドライス(海鮮炒飯)は、米飯を油で炒め、エビやイカ、貝類などの魚介類とともに調味して仕上げる炒飯の一種である。東南アジアをはじめ広い地域で食され、用いる米の品種や香味野菜、調味料の構成によって多様な変種が存在する。タイのバンコクにある Ibrahim Restaurant でも提供され、旅行者が現地の外食文化の中で親しみやすい米料理として出会うことが多い。
チキンシークカバブ(Chicken seekh kebab / seekh kabab)は、鶏肉の挽肉または細かく刻んだ肉に香辛料や香草を混ぜ、金属串(seekh)に巻き付けて焼き上げる、南アジアに由来するケバブ料理である。炭火焼きやタンドール(円筒状の窯)で調理されることが多く、香ばしい焼き目と多汁性、スパイスの芳香を特徴とする。東南アジアでも移民・交易・観光などを背景に広く普及しており、タイ王国バンコクの Ibrahim Restaurant で供されるチキンシークカバブは、その受容と展開の一例と位置づけられる。
ブアローイ(タイ語:บัวลอย、英語表記例:Bua Loi / Bua Loy)は、タイにおける団子状の餅菓子を甘味の汁物に入れて供するデザートの総称であり、もち米粉(または米粉)を練って丸めた団子を茹で、温かいココナッツミルクの甘い汁、あるいは氷を加えた冷製のミルク系の汁とともに食する料理である。タイの屋台や甘味店で広く提供され、軽食・間食として親しまれている。バンコクのCheng Sim Ei Giant Swingでも提供され、冷製の甘味汁に団子と氷を合わせた形態が見られる。
空芯菜炒め(くうしんさいいため)は、空芯菜(エンサイ、Ipomoea aquatica)を主材料として強火で手早く炒める東南アジアおよび南中国に広く見られる青菜料理であり、タイではผัดผักบุ้งไฟแดง(パット・パックブン・ファイデーン)として日常的に食堂や屋台で提供される。バンコクのゴーアン カオマンガイ プラトゥーナム(โกอ่างข้าวมันไก่ประตูน้ำ)でも、米飯料理に添える惣菜の一つとして供されている。